「
阪神大賞典・G2」(17日、阪神)
阪神大賞典に挑む
荻野琢真騎手(35)=栗東・フリー。
ダイヤモンドSや
阪神大賞典を勝ち、G1でも
菊花賞3着、
天皇賞・春で2度の掲示板と長距離実績のある
ユーキャンスマイルとコンビを組む。
レース騎乗は18年
京都新聞杯(6着)以来で約6年ぶりとなるが、調教にはずっと携わってきた。最終追いにも騎乗し、「放牧明けはいつも緩んで帰ってくるけど、今回はいい状態で戻ってきた。毛ヅヤも若々しくて、老いた感じはない」と調子の良さを感じ取る。
重賞勝ちとなれば15年ぶり2度目。
テイエムプリキュアで逃げ切った09年
日経新春杯が初のタイトルだった。「そんなに前になるんですね」。そう言って苦笑いしつつ、「声をかけてもらえたのはありがたいです。普段から調教に乗っている馬で競馬に乗れるのはうれしい」と声を弾ませる。
クィーンスプマンテの
みなみ北海道Sなど、函館や札幌、小倉の芝2600メートル戦で7勝を挙げ、12年
万葉Sも制覇。「長い距離は勝っているんです。北海道は長距離全部といっていいほど」と長丁場での戦いに自信をのぞかせる。
昨年11月に入籍し、新たな生活がスタート。「普段から料理もしていたので楽になったとかはないけど、仕事や生活にハリが出ます」と照れ笑いしたオギタク。9歳のベテラン馬とともに、自ら祝杯をあげる。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ