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スプリングS追い切り(3月14日、美浦トレセン)
週末に行われる4重賞の出走馬が14日確定した。
皐月賞(4月14日、中山)
トライアル、第73回
スプリングS・G2(17日、中山=3着まで優先出走権)に出走する
アレグロブリランテは美浦トレセンで追い切られ、成長をうかがわせる動きを披露。管理する上原佑調教師は開業2年目でクラシック初切符獲得に挑む。
アレグロブリランテはレースに騎乗する横山和を背に美浦・Wコースへ入ると、道中は
ニューノーマル(5歳3勝クラス)を1馬身ほど先導。直線では僚馬と鼻面を合わせる形で横に並び、馬なりで併入した。6ハロン85秒2―11秒7。前走同様の木曜追いを選択した上原佑調教師は「後ろから受けるプレッシャーへの反応や、
バランスを確かめた。気も抜いていなかったし、いい
バランスで走れた。動きも弾んでいた」と、想定通りの内容を評価した。
約3か月ぶりだった前走の
若竹賞は22キロ増の470キロまで馬体を増やしての2着。明らかに
パワーアップした姿に「前走は成長が結果に出た。課題だった臆病な気性も改善してきた」と実感。一杯に追われた1週前追い切りでは、同じパートナーを4馬身追いかけて1馬身先着。6ハロン83秒0は自己ベストと、くっきりと上昇カーブを描いている。
平成生まれ最初のトレーナーとして、昨年開業した。その1年目にデビューした世代で挑む
皐月賞トライアル。「ここに出られるだけでありがたい。いい機会を与えていただいたので、結果で応えたい」と意気込む。
助手時代、担当した
サリオスで20年の
皐月賞に挑み、半馬身差2着と悔しい思いをした。去り際に「調教師でリベンジできれば」ときっぱり。心身ともに充実著しい
アレグロブリランテで、まずはクラシックへの切符をつかみ、再挑戦の舞台に立つ。(浅子 祐貴)
スポーツ報知