上位3着以内に
皐月賞への優先出走権が与えられるレースだが、このレースを
ステップに本番へと挑んだ馬は過去10年[1-1-2-33]。舞台となる中山競馬場芝1800mはゴール前の坂下からスタートして馬場を1周。激しい先行争いにはなりにくいが、上がり3ハロン最速馬は[5-2-2-6]。器用さと立ち回りの上手さを求められるレースだ。
◎
コスモブッドレアは
京成杯3着馬。このレースは半マイル通過47.7秒で前半1000m60.7秒。明け3歳馬が57kgの斤量を背負う中では厳しいレースになったが、2番手追走から最後は抜け出すような場面もあった。結果的には、大外を強襲した2頭に先着を許したものの、見どころのあるレースだった。これまでのレース結果が示すとおりに瞬発力には欠くものの、長く良い脚を使えるタイプ。持ち味が生きる展開になれば重賞初Vの期待も高まる。
〇
ペッレグリーニは
セントポーリア賞の優勝馬。このレースは昨年11月以来のレースでスタートも決して褒められたものではなかったが、あっさりとリカバリーして2番手追走から最後は素質の違いを見せつけるかのように抜け出した。まだまだクビの高い走法で体を使い切れていない印象だが、それでもこれだけのパフォーマンができるのはすごい。
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シックスペンスは
ひいらぎ賞含めて2戦2勝。一瞬あいた内ラチ沿いを抜け出たデビュー戦も強かったが、すんなり2番手から直線早めに抜け出して後続を完封した前走は強かった。ト
リッキーな中山マイルを2戦2勝。今回はコーナーを4度回るコースになるが、大きく割り引く必要はなさそうだ。母は異系の良血馬で、米国G1勝ち馬。勝てば、クラシックの有力候補へと踊り出る。
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ウォーターリヒトは
きさらぎ賞2着、初勝利まで4戦を要した馬だが、これまで掲示板を外したことはなく
シンザン記念も3着だったから、本物だ。ここも侮れない。ほかでは、前走の自己条件戦では最後の直線で不利があった△
チャンネルトンネルは
ジュニアカップ2着の実力馬。
まだ先物買い的魅力で△
スティンガーグラス。まだキャリア1戦で未知数な部分が多いが、その分伸びしろもありそうだ。将来性も含めて注目したい1頭だ。