「
阪神大賞典・G2」(17日、阪神)
2番人気の
テーオーロイヤルが快勝で重賞3勝目を挙げた。2着に6番人気の
ワープスピード、3着に1番人気の
ブローザホーンが入った。1着の
テーオーロイヤルには
天皇賞・春(4月28日・京都)への優先出走権が与えられる。
3000メートルの長丁場。淡々とした流れから2周目の3コーナー付近で各馬が動き出すと、好位にいた
テーオーロイヤルも抜群の手応えで最後の直線へ。はじけるような末脚で一気に先頭に立つと後続を引き離し、2着に5馬身差をつける圧勝劇。前走の
ダイヤモンドSに続く重賞連勝をあっさり成し遂げた。
勝利に導いた菱田は「あまり重い馬場の経験がなかったのでちょっとどうかなと思ったんですけど、払拭してくれたというか全く心配いらないような走りを見せてくれました」とホッとした表情。「後ろをどれくらい離していたかはわからないですけど、本当にこの馬場、この距離のなか、ゴール板まで全くスピードが衰えることなく走りきってくれたのですごいなと思います」と愛馬をたたえた。
次走は
天皇賞・春が有力。「前走に引き続いてすごく強い勝ち方をしてくれて感謝していますし、次、大事なレースがあるので、そこでもいい結果を出せるように頑張りたいと思います」と表情を引き締めた。
提供:デイリースポーツ