重賞6勝の「お転婆アイドル」
メイケイエール(牝6、栗東・
武英智厩舎)が、
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でラストランを迎える。
メイケイエールは父
ミッキーアイル、
母シロインジャー、母の父
ハービンジャーの血統。ここまで19戦7勝。敗れたレースは全て4着以下と、両極端な成績になっている。重賞は20年の小倉2歳Sと
ファンタジーS、21年の
チューリップ賞、22年の
シルクロードSと京王杯ス
プリングCと
セントウルSを制しており、現役最多の6勝を誇る。ただ、GIには海外も含めて10回参戦し、20年の阪神JFと21年の
スプリンターズSの4着が最高着順。人気以下の着順に沈むケースが目立つ。
今春から北海道安平町のノーザン
ファームで繁殖牝馬となるため、今回が現役ラストとなる。レース後にはGIを勝っていない馬としては異例の引退式が行われることが決まっている。願わくは有終の美を飾り、GI馬としてターフに別れを告げたい。