「あなたの思う
武豊騎手の“GII・GIII”での神騎乗は?」。今月15日に55歳の誕生日を迎えた
武豊騎手(栗東・フリー)は
JRAだけでも4400を超える白星を重ねてきた。とりわけ注目度の高さからGIでの勝利が人々の記憶に残りがちだが、GIIやGIIIで印象的なレースは...。netkeiba公式X(旧Twitter)では誕生日当日にユーザー
アンケートを行い、それぞれに思いを語ってもらった。
武豊騎手は
JRA通算4491勝(3月25日時点)を挙げ、
JRAGI・81勝の名手。昨年末には
有馬記念を制し、今年に入ってからも
チューリップ賞、
佐賀記念、
京都牝馬Sを勝利するなど、年齢を全く感じさせない活躍でファンを沸かせている。ちなみに
JRA重賞の勝利数はここまで359勝。
ユーザーからの声が多かったのは
サイレンススズカと組んだレースだった。98年
金鯱賞は「逃げて差す」を体現する走りで後続に大差をつけて勝利。
エルコンドルパサー、
グラスワンダーを相手に逃げ切った同年の
毎日王冠を挙げる声も多数あった。コメントからは、「一人旅が忘れられない」「強さがさらに際立ったレース」と、インパクトを残したことがうかがえた。
次に
ステイゴールドと組んだ00年
目黒記念と01年
ドバイシーマクラシック(当時はG2)を推す声も多く見受けられた。
目黒記念を現地観戦したというファンからは「府中が揺れた」「GI並みの拍手が起こった」。
ドバイシーマクラシックは、当時世界最強クラスとされた
ファンタスティックライトとの激闘をハナ差で制し、まさに“神騎乗”と絶賛する投稿もあった。
近年のレースで支持を集めたのは、
モズメイメイとの23年
葵ステークス。観客がどよめくほどの
ロケットスタートを決めて、同馬を重賞2勝目へと導いた。他に名前が挙がったのは96年
阪神大賞典の
ナリタブライアン、97年
弥生賞の
ランニングゲイル、01年
武蔵野Sの
クロフネ、12年
京都記念の
トレイルブレイザー、17年
京都大賞典の
スマートレイアー、18年
阪急杯の
ダイアナヘイローなどなど...。
誕生日翌日の16日には1日で3勝を挙げるなど、レジェンドはまさに衰え知らず。これからも華麗な手綱捌きで“神騎乗”と言いたくなるレースを数多く見せてくれるはずだ。