「
毎日杯・G3」(23日、阪神)
新馬戦-
シンザン記念を無傷で連勝中。マイルでは全く底を見せない強い勝ちっぷりだった
ノーブルロジャーが、距離延長を克服して2つめのタイトルを狙う。
前走後はすぐにここを目標に設定。放牧先である滋賀県のチャンピオンヒルズでも乗り込みを緩めず調整を進め、3週前に帰厩した。16日に栗東坂路で自己ベストの4F51秒6をマーク。ラスト2F12秒5→11秒9と加速ラップを刻み、吉岡師は「2週前よりもさらに良くなっている」と状態面に感触は上々だ。
好位から楽に抜け出した新馬戦から一転、
シンザン記念はタイトな馬群に控え、直線は外から豪快な差し切りV。それでも指揮官は距離延長を見据え、さらに上のレベルを求めてきた。「前走は他馬と接触し道中で
ヒートアップするところがあった。中間は我慢させることを意識。調教を見ると馬自身が学習している」と手応えをにじませる。
5月の遅生まれでデビューは昨年の11月。間隔を取りながらのローテでも「体も少しずつ成長している。何より絶対能力が高く、そして学習能力も高い。今回のワンターンの千八もこなしてくれると思う」と力強く語ったトレーナー。ここを制し、春の大舞台へとさらに視界を広げる。
提供:デイリースポーツ