20日、
大井競馬場(曇 良)で行われた第47回
京浜盃(JpnII 1700m)は、3番人気だった大井の
サントノーレが勝利した。好スタートから先行勢の後ろにつけ、直線で先頭に躍り出ると後続との差は開く一方。7馬身差の圧勝でダート
グレード競走初制覇となった。勝ちタイム1分48秒7、勝利騎手は
服部茂史。
2着に2番人気
アンモシエラ(
JRA)、1番人気
ハビレ(
JRA)はさらに4分の3馬身差の3着だった。
サントノーレは父
エピカリス、
母リンガスウーノ(母の
父サウスヴィグラス)、3歳牡馬。大井・
荒山勝徳厩舎の管理馬。ホッカイドウ競馬でデビューし、
全日本2歳優駿3着後に移籍。通算8戦4勝、重賞2勝目でダート
グレード競走は初勝利。
レース後の関係者のコメント
1着
サントノーレ(
服部茂史騎手)
「(7馬身差の圧勝に)やっと中央勢に勝てました。返し馬では前回より調子が良くなっているという感じでしたが、ちょっと返し馬で力んでいたのでレースではそのあたりに気をつけようと思って乗っていました。序盤は馬に気が入って、前の馬を追いかけていくような形になりましたが、なんとかリズムを崩さず我慢できたのがよかったです。
3-4コーナーを気分良く回ってこられましたし、いつでも抜け出せるという手応えを感じていたので、あとは馬に最後まで頑張ってくれという感じでした。直線は、
JRA勢が最後に来ると思っていたのでそれだけが心配でしたが、いつも
サントノーレと一緒に戦ってきたので、最後まで頑張ろうという気持ちでした。今日勝てたことは自信になりますし、馬も自信になったと思うので、代表として頑張りたいです」
(
荒山勝徳調教師)
「もともと交流重賞でも活躍している馬で、そういう馬を転入させていただいて携われて光栄ですし、結果を出さないとという思いで今日は臨みました。レースを見ていて1コーナーできついところがあるなと感じましたが、その後はリズム良く行けていました。直線を向いてからあそこまで圧勝するとは思わなかったです。
前走は(厩舎への転入初戦で)手探りなところがありましたが、1回使って状態も分かってきて、目一杯ではないですが丁度いい仕上がりだったと思います。今後は馬の状態を見てですが、
羽田盃に行くつもりです」
2着
アンモシエラ(
坂井瑠星騎手)
「1コーナーで乗りかかられましたが、それ以外は凄くスムーズでした。今日は勝ち馬が強かったの一言に尽きます」
3着
ハビレ(バウルジャン・ムルザバエフ騎手)
「やはり1コーナーの不利が大きかったです。馬は良かったと思いますが、1コーナーでだいぶ外に振られてずっと押されっぱなしで、何もできませんでした。そこからもう一度立て直すことになってロスしてしまい、終いにつながりませんでした」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI