今年からJpn2に格上げされた「第47回
京浜盃」が20日、
大井競馬場で行われた。3番人気の
サントノーレが直線抜け出し圧勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。また、同馬と5着
ティントレットの地方所属馬2頭に「第69回
羽田盃」(Jpn1、4月24日、大井)への優先出走権が与えられた。
「いつでも抜け出せる手応えだった」。服部茂が振り返ったように直線での反応が素晴らしかった。残り200メートル手前で
ティントレットをかわすと右ステッキを立て続けに3発。これで一気に加速すると後続を突き放し、残り100メートルでセーフティーリードをつくった。その後も末脚の勢いは衰えず、ゴールしてみれば2着
アンモシエラを7馬身突き放していた。
「前走より調子が良くなっているのが分かった。道中はリズムを崩さず我慢させられたし、それが最後につながった。地方代表として次も頑張りたい」と服部茂。その言葉通り、次走は「3冠」第1弾の
羽田盃となった。「(今日は)メイチに仕上げていない」と不気味な雰囲気を漂わせた荒山師。本番仕上げを施されたこの馬が大仕事をやってのける舞台装置が整いつつある。
◆
サントノーレ 父
エピカリス 母リンガスウーノ(母の
父サウスヴィグラス)牡3歳 大井・
荒山勝徳厩舎 馬主・ラ・メール 生産者・北海道新冠町の松浦牧場 戦績8戦4勝(南関東4戦2勝) 総獲得賞金6195万円。
スポニチ