「ドバイWCデー諸競走」(30日、メイダン)
昨年の
有馬記念を制して復活を果たした
ドウデュースが20日、栗東坂路で
ドバイターフ・G1(芝1800メートル)に向けた最終リハを終えた。軽快なリズムで駆け上がり、4F53秒0-38秒1-12秒0をマーク。友道師は「馬なりで無理せず。先週追い切ったことで、前向きさが出てきました」と納得の表情。「夏に北海道から帰ってきてから、一度も心配になるようなことがなかった。競馬のダメージもないです」と順調な調整過程を口にした。
同じく
ドバイターフに出走する昨年の2着馬
ダノンベルーガは国内最終追い切りを行い、美浦Wで6F84秒8-37秒4-11秒2を記録した。この中間からブリンカーを着用しており、堀師は「単走で乗り手が扶助しなくても、自ら進んでギアが入った。調教では効果があるし、精神面は昨年の経験も生きそう。いい状態で臨めるように仕上げていきたいです」と感触を伝えた。
また、
有馬記念4着以来となる
ジャスティンパレスは、ドバイシーマC・G1(芝2410メートル)へ向けて栗東坂路で国内最終追い。暴風雨をものともせず、力強く前へ前へと脚を伸ばした。杉山晴師は「検疫に入ってからの1、2日は環境の変化にソワソワしていたけど、今は完全に落ち着いて、調教もゆったりしていい雰囲気。角馬場でのキャンターを見ても
バランスが良くて力みがなかった。今の感じならドバイでもすぐに慣れると思う。輸送で体が減りやすいので、どのくらい減るか。ドバイの馬場は合うと思う」と期待を込めた。
提供:デイリースポーツ