昨年のダービー馬
タスティエーラ(牡4=堀)がWコースで1週前追いを行った。単走馬なりで6F82秒2〜1F11秒2。迫力十分で上々の伸びを見せた。堀師は「14日に速いラップで追った後、ウイークポイントの右前に硬さが出たのでケアして回復に努めました。他馬への依存が強く、人と馬の関係の課題に向き合うためにあえて単走で。行きっぷりも良く、フルスピードにも入っていますが、耳が前に向いていて、集中力はまだ完全ではありません」と現況を説明した。
前走・
有馬記念6着後は放牧を挟み、2月28日に帰厩した。「
有馬記念前もカイ食いが良かったのですが、当時より良くなって完食する日が多くなりました。息はいいですし、DDSP(軟口蓋背方変異=なんこうがいはいほうへんい=走行中に喉が鳴る)の症状も出ていませんが、フットワークにまだ重さが残っています。それでも順調に仕上がってきている印象です」と堀師は経緯を語った。徐々にだが着実に、4歳代表として臨戦態勢は整いつつある。
スポニチ