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高松宮記念・G1」(24日、中京)
今度こそ金メダルだ。蹄葉炎による約1年の休養を経て、5歳の3月に復帰した
ウインカーネリアン。鞍上には16年8月の落馬事故で長期休養を味わった三浦。苦難を乗り越えたコンビがJRA・G1初制覇に向けて
高松宮記念に挑む。
ウインカーネリアンにとってポイントは2点。まずは初の6F戦。今まで経験したことのない序盤の激流をどうしのぐかが鍵になるが、鹿戸師は「アメリカの速い流れの競馬(23年B
Cマイル11着)でもハナに立てたし、大丈夫だと思う」と不安を一掃。「体も十分できている」と仕上がりの良さにも胸を張る。
もう一つの課題は時折見せるゲートの悪さ。この弱点を補うのが三浦だ。「ゲートに不安があるのが鍵ですね。しっかりエスコートしたい」。主戦として同馬が挙げた8勝全てでコンビを組んできた間柄だけあって「海外に行っても雰囲気にのまれない馬。経験が積めています」と自信を示す。
2年前に制した
関屋記念が稍重だったように週末の雨予報は願ったりかなったり。展開がもつれるほど、辛い時期を乗り越えた人馬の経験値が生きる。
提供:デイリースポーツ