競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週は
皐月賞トライアルが東西で行われ、ス
プリングSは1番人気の
シックスペンス(牡、国枝)がスローペースを好位から楽々と抜け出して快勝。いやー、強かったですね。ちょっと後方から運んだ馬にとってはかわいそうな展開となってしまいましたが、好位から上がり33秒3。最後の2Fが10秒9-10秒8ですから、これはお見事というほかありません。2着
アレグロブリランテ(牡、上原佑)、3着
ルカランフィースト(牡、鹿戸)までが
皐月賞(4月14日・中山、芝2000m)の優先出走権を獲得しました。
若葉Sは
共同通信杯7着の
ミスタージーティー(牡、矢作)が見事に巻き返してのV。2着が僚馬
ホウオウプロサンゲ(牡)で、矢作厩舎の2頭が優先出走権を手にしました。
シンエンペラー(牡、矢作)も含めれば、同厩舎は
皐月賞へ3頭出しとなるのでしょうか。すごいですね。
フラワーCは
ミアネーロ(牝、林)が馬群をさばいて見事な差し切り勝ち。パドックでの
テンションはかなり高そうに見えましたが、きっちり力を出し切ってくれましたね。まだ次走は未定ですが、どうするのか注目したいです。2着は人気薄の
ホーエリート(牝、田島)。賞金的に
桜花賞は難しそうなので、目標は
オークス(5月19日・東京、芝2400m)となるのでしょうか。距離が延びて良さそうな血統ですし、楽しみです。
さてクラシック戦線をにぎわしている木村厩舎。2歳馬の
プリモシークエンス(牡、父
エピファネイア、
母プリモシーン)、
ウィンターベル(牡、
父バゴ、
母ノチェブランカ)、
クライスレリアーナ(牝、父
サートゥルナーリア、
母シユーマ)が先週、入厩してきました。昨年のこの時期に入ってきたのは
チェルヴィニア、
レガレイラ、
カンティアーモでしたから、今入ってきたというだけで注目を集めますし、デビューが早いことも予想されます。POG的には要チェックの存在となりそうです。
そしてその
チェルヴィニアの半弟となる
アルレッキーノ(牡、国枝、父
ブリックスアンドモルタル、
母チェッキーノ)が21日にゲート試験を合格。姉と同じくかなり早い時期のデビューとなるのでしょうかね。楽しみです。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ