「
毎日杯・G3」(23日、阪神)
単勝5番人気の
メイショウタバルが重賞初Vを飾った。好発から逃げの手を打つと、ややスロー気味のラップを刻む。直線では雨馬場の中、ただ一頭思い切って内ラチ沿いを選択すると、突き放す一方。外から差し切りを狙った1番人気
ノーブルロジャー、4番人気
ベラジオボンドには影も踏まさず、6馬身差の圧勝劇を演じた。勝ちタイムは1分46秒0(重)。
この勝利で管理する石橋師は、2014年に厩舎を開業して以来11年目で重賞初制覇。ジョッキー時代に
皐月賞、ダービーなどを制した
メイショウサムソンと同じ、指揮官ゆかりの“メイ
ショウ”の勝負服でうれしい
メモリアルVとなった。
記念の勝利に導いた坂井は「過去のレース、血統、馬場傾向を見て、直線は1頭分だけ(馬場が)良かったので、そこを狙おうと考えていました。返し馬の感触が良かったですし、まだ来られたら頑張れそうな感じもありました。強い内容でした」と高く評価。重馬場にも見事に対応し、「この強い相手にこれだけの差をつけてくれましたからね。楽しみですね」と期待した。
日曜の
高松宮記念は
マッドクールとのコンビで
ビッグタイトルを狙う。「有力馬の騎乗依頼を頂いていますし、しっかりと騎乗したい」と2日連続の重賞Vに向けて力を込めた。
提供:デイリースポーツ