阪神11R・
六甲Sは今月デビューした
吉村誠之助(18=清水久)騎乗の9番人気
ボルザコフスキー(牡5=清水久、父
キズナ)が、内を突いて上がり最速となる3F34秒2で差し切りV。ゴール前、
ワールドウインズに迫られながらも鼻差(20センチ弱)の大接戦をものにした。
メインレースでの
JRA初勝利(通算34戦目)は競馬学校卒業生に限れば89年小池隆生、93年伊藤直人、94年
幸英明、97年
武幸四郎、02年
鈴木慶太以来、6人目の記録となった。
吉村は「道中で少し抑えられないところはありましたが、馬がよく頑張ってくれました。ゴールの瞬間は(勝利を)確信できませんでしたが、周りの方が声をかけてくれて勝ったと思いました。初勝利に時間はかかりましたが、いい馬を用意してくれた関係者の方々に感謝しています」と笑顔を見せた。
兵庫の名手である父・智洋は「勝つまでは…と思って、ずっと競馬場で見ていましたが来週から来なくていいですね(笑い)。技術的にはまだまだですが(このレースは)ほぼ完璧に騎乗できていたと思います」と息子を褒めた。
スポニチ