過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」は今春から大幅
リニューアル。5項目各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。今週の「
大阪杯」は多彩なメンバー構成、最高得点を叩き出したのは
ベラジオオペラだ。
【前走着順】
前走1、2着馬が5勝と安定している。同3〜9着馬も5勝と、連対を外した馬でもチャンスはある。だが、前走2桁着順の馬の連対はなし。従って前走1、2着馬を20点満点、同3〜9着馬を15点、10着以下だった馬は10点にとどめておきたい。
【馬体重】
大型馬が好成績。500キロ超が【5・4・4・24】で連対のほぼ半数を占めており、3着内率も35・1%。前走(海外で計量がない場合は2走前)500キロ超がまず20点。続く460〜499キロが【4・4・4・72】で15点。459キロ以下の馬を10点とする。
【年齢】
フレッシュな明け4歳勢VS最盛期を迎えた5歳勢の構図。6勝、連対率22・7%の5歳勢がわずかにリードしているため20点。4勝、同19・5%の4歳勢は次点の15点。6歳以上の馬の勝利はなく、連対もわずか2回のみで10点。経験値、肉体の充実度が高いレベルで問われる一戦となる。
【阪神経験】
勝ち馬10頭中9頭が阪神での勝利経験あり。該当しなかった17年
キタサンブラックも前年
大阪杯2着、
宝塚記念3着があるなら十分だ。うち4頭は「阪神重賞」でのV歴があったため、今年も該当する馬は20点。阪神での勝利があれば15点。それ以外は10点とする。
【距離実績】
勝ち馬10頭中7頭に10F戦のV実績があった。特に近2年は
大阪杯までに同距離で4、6勝を挙げていた
ポタジェ、
ジャックドールの“10Fマスター”が優勝した。「10F重賞」を制してきた馬は20点、10Fでの勝利があれば15点、なければ10点に設定する。
【結論】
合計得点でトップに立ったのは95点を獲得した
ベラジオオペラだ。前走はG2
京都記念で2着を確保。阪神芝コースは2戦2勝。2走前には同2000メートルで行われたチャレンジCで重賞2勝目を決めている。ここは
ソールオリエンス、
タスティエーラと、クラシックを制した同期が人気を集めそうだが、昨年ダービー(4着)以降、着実にレベルアップ。ここで
ビッグタイトルを手にしても驚かない。 (データ班)
スポニチ