Bコース替わり初日に行われるので、良馬場なら1分32秒台の速い勝ち時計がマークされることも珍しくない。しかし、野芝のみが使用される秋開催と異なり洋芝がオーバーシードされている馬場状態のため、スピードだけで押し切るのは難しいという一面もあり、近年に関しては追い込みがよく決まっている。
1.休み明けは苦戦
過去10回、中9週以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[1-2-2-29]で複勝率14.7%。
阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、好走例は多くない。
2.超大型馬の
パワーが活きる
過去10回、馬体重が520kg以上だった馬は[4-3-3-13]で複勝率43.5%。対して、459kg以下の馬は[1-0-1-14]で複勝率12.5%、馬格に恵まれた馬の台頭が目立つ。
3.昇級初戦から通用
過去10回で、前走がGIIIだった馬は[4-3-3-59]で複勝率14.5%、前走がGIIだった馬も[0-2-0-15]で複勝率11.8%とあまり目立たない。一方、前走が3勝クラスだった馬は[4-1-1-9]で複勝率40.0%と上々。単勝回収率も146%と高くなっている。斤量55キロまでの馬が近10年で6勝しているように、ハンデ戦で斤量が軽くなりやすいことも影響しているのだろう。重賞組よりはこちらの方が狙い目。
ニシノスーベニアは前走で3勝クラスを勝ち上がって今回が昇級初戦。前走時の馬体重が538キロと超が付く大型馬で、ここでも最も馬格がある。斤量も恵まれそうで、好位から中団で運んで、直線脚を伸ばして抜け出せそうだ。