コスモバルク以来2頭目の快挙なるか。昨年の
JBCスプリント覇者の
イグナイター(牡6、兵庫・
新子雅司厩舎)が、
ドバイゴールデンシャヒーン(3歳上・G1・ダ1200m)で海外GI初制覇を狙う。
イグナイターは父
エスポワールシチー、母ビ
アンコ、母の
父ウォーニングの血統。2歳秋に
JRAでデビュー勝ちを決めたが、3歳春に大井に移籍。夏に園田へ移ると快進撃が始まった。4歳春に
黒船賞、
かきつばた記念を連勝。5歳春に
さきたま杯でダート
グレード3勝目を挙げると、秋の
JBCスプリントでダートス
プリント王の座に就いた。6歳となり、今年初戦の
フェブラリーSは11着に沈んだが、展開不向きに加えて、結果的にマイルも長かった。今回は初の海外遠征となる点がカギだが、距離は得意の1200m。当然、巻き返しがあっていい。
これまでに国際GIに参戦した地方馬では、06年の
シンガポール航空国際Cを
コスモバルクが制している。一方、ドバイに限れば、05年
ドバイWCで6着だった
アジュディミツオー以来、19年ぶり2頭目のチャレンジとなる。
イグナイターの鞍上は
JBCスプリント以来、2戦ぶりのタッグとなる
笹川翼騎手。役者は揃った。歴史的勝利なるか胸が高まる。
【地方馬の国際GI成績】
・05年
ドバイWC…6着
アジュディミツオー・06年
シンガポール航空国際C…1着
コスモバルク・07年
シンガポール航空国際C…2着
コスモバルク・08年
シンガポール航空国際C…6着
コスモバルク・19年チャンピオンズ&チャターC…8着
ハッピーグリン・23年サンタ
アニタダービー…2着
マンダリンヒーロー・23年
ケンタッキーダービー…12着
マンダリンヒーロー