デビュー6年目の
菅原明良騎手が、
大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)の
ルージュエヴァイユ(牝5、美浦・
黒岩陽一厩舎)でGI初制覇を狙う。
菅原騎手は19年にデビュー。ここまで
JRAで291勝。21年以降は3年連続で70勝以上をキープしている。
岩田望来騎手や
団野大成騎手、
斎藤新騎手など、並み居る同期の中でトップとなる
JRA重賞9勝も誇れる数字だ。ただ、GIは17戦して未勝利。22年の
NHKマイルCの
カワキタレブリー、昨年の
ホープフルSの
サンライズジパングでの3着が最高着順となっている。昨年の
高松宮記念で団野騎手が同期一番乗りとなるGI制覇を果たしただけに、なるべく早く続きたいところだ。
大阪杯にはテン乗りの
ルージュエヴァイユで挑む。重賞は未勝利ながら、昨年の
エリザベス女王杯など2着が3回。前哨戦の
京都記念はまさかの8着に終わったが、結果的に緩い馬場が堪えたか。いずれにしても力を出し切っていないことは明らか。今回は初の阪神となるが、中山内回りで2戦2勝なのでイメージは悪くない。巻き返しの可能性は十分にある。
菅原明良騎手はこれまでの
JRA重賞9勝のうち、5番人気以下で6勝を挙げている「穴男」だ。大一番で本領を発揮し、悲願のGIタイトル獲得となるか、期待が高まる。