スマートフォン版へ

【大阪杯】プラダリア、あえての「ソフト仕上げ」で池添兄弟悲願のビッグタイトルつかむ

スポーツ報知
  • 2024年03月28日(木) 06時30分
大阪杯追い切り(27日・栗東トレセン)

 G1を前によく「勝負仕上げ」という言葉が使われる。しかし、成功ばかりとは限らない。プラダリアにとって、2走前の有馬記念がまさにこのパターンだった。

 レース当週にムルザバエフが騎乗し、負荷のかかりやすい栗東・CWコースでしっかりと追った。時計は自己ベストに0秒4に迫る6ハロン80秒3。しかし、その後から気が乗り、イレ込んだ。馬体も想定より減った状態で出走。14着とまさかの惨敗だった。

 今回の最終追い切りは池添調教師の騎乗で坂路を単走。馬任せのような形で時計は53秒2―12秒4と目立たない。しかし、池添調教師は言う。「馬場が重いと思ったので、(目標の)時計は設定せず、バランスを崩さないように気をつけて乗りました」。言葉通り、真っすぐにぶれることなく、軽快に駆け上がった。

 当週はソフトに無理をさせず―。実は前走の京都記念もこのパターンで仕上げ、実際に復活Vという最高の結果を得ている。「普段のキャンターは、前走よりもう一つ上にいっているんじゃないかなと思います」。手綱越しに感じ取る、さらなる進化。あとは主戦の兄・謙一にレースの勝利を託すだけだ。「2人の夢でもありますし、それが実現できれば最高ですね」。夢を現実へ変えるため、万全の態勢が整った。(山本 武志)

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す