総額はいくらになるのか!? そんなことも考えたくなるほど、土曜阪神3Rの3歳未勝利(芝1800m)には良血馬が揃った。
中でも人気を集めるのは
シュヴェルトリリエ(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)だろう。父が
モーリス、母がGIを4勝した
リスグラシューという超良血。ここまで2戦は3着、4着。追われてからピリッとした脚を使えないのが弱点だが、初勝利は手の届くところにある。
未知の魅力なら
レイナドラーダ(牝3、栗東・
高野友和厩舎)が一番だ。こちらは父が
レイデオロ、母がGIを2勝した
ショウナンパンドラ。今回がデビュー戦となるが、攻めでは水準以上の時計をマークしている。母の産駒からはここまで2勝が最高だが、そろそろ大物誕生となるか。
他にも
カルデア(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)は母が仏の名牝
サラフィナ、
サイナシュア(牝3、栗東・
大久保龍志厩舎)は伯母が
ウオッカだから、いずれも未勝利に留まる器ではないはず。また、初出走の
ドナドナ(牝3、栗東・
小崎憲厩舎)はイトコに
ジェンティルドンナや
ドナウブルー、
ロジャーバローズがいる。
サンダースノー産駒では屈指の良血馬といえるだろう。
ここで待望の初勝利を挙げるのはどの馬か。POGファンならずとも、要注目の一戦となるはずだ。