ドバイ遠征中の兄にエールVなるか。今年の
中山記念を制した
マテンロウスカイの半弟となる
キャネル(牡3、美浦・
手塚貴久厩舎)が、土曜中山5Rの3歳未勝利(芝2000m)で初勝利を目指す。
キャネルは父
ブリックスアンドモルタル、
母レッドラヴィータ、母の
父スペシャルウィークの血統。半兄の
マテンロウスカイは今年の
中山記念の勝ち馬。伯父の
レッドデイヴィスは11年に
シンザン記念、
毎日杯、
鳴尾記念と重賞を3勝。そして祖母の半兄の
デルタブルースは04年の
菊花賞、06年の
メルボルンCを制した歴史的名馬だ。
ここまで5戦0勝。マイルから2200mまで幅広い距離を使われながら、3着、4着、3着、2着、3着と惜敗が続く。ただ、前走は初の2200mで力む面を見せたので、微妙に距離が長かった印象。その点、連対歴のある2000mに短くなるのはプラスだろう。
マテンロウスカイは土曜深夜の
ドバイターフに出走予定。ここで待望の初勝利を手にして、中東の地で頑張る兄に追い風を吹かせてみせる。