園田11Rで「第1回
ネクストスター西日本」(3歳定量、1400メートル)が行われ、高知の
リケアサブル(牡=
田中守、父
ベストウォーリア)が1番人気に応え、初代の3歳西日本覇者に輝いた。重賞は2勝目。
56歳・
小牧太が古巣・園田で輝いた。2Rで
メイショウマサカリをVに導き、地元ファンから拍手を浴びたばかり。今度はメインで躍動した。
田中守師とは騎手時代の同期。大外10番からスタートを決め、3番手の外という絶好の位置取り。最高の手応えで4角を迎えると、直線を向いてすぐに先頭。2着
ワンウォリアーに2馬身差をつけ、悠々とゴールに飛び込んだ。
小牧の兵庫での重賞Vは04年姫山
菊花賞以来、実に20年ぶり。「1、2角で行きたがったが、そこで辛抱した分、伸びてくれた。同期(
田中守師)の馬で勝つというのは思ってもみなかったこと。実現できて良かった」と感慨深げな表情を見せた。
田中守師は「勝ってくれるのが一番いいとは思っていたが、本当に勝ってくれた。ホッと一安心です。ゴールの瞬間はうるうる来ました。馬も強かったし、うまく乗ってくれた。さすがです」と小牧を称えた。
これで
リケアサブルは前走の兵庫ユースCから連続重賞V。師は「次走はオーナーと相談してから」と語った。走りに凄みが増してきた同馬。さらなる飛躍に期待だ。
スポニチ