今年の3歳重賞は荒れに荒れている。ここまでの13鞍の3連単の配当を見ると、7桁配当が1回、6桁配当が5回。対照的に4桁配当は
クイーンCの1回のみだった。ちなみに10年以降に限れば、同時期までの3歳重賞で10万円超えが6回というのは、19年と並んで最多タイ。それだけ現3歳の
トップレベルは傑出馬が不在といえるだろう。
結論からいえば、今週の
桜花賞も荒れる可能性が高い。
トライアル3戦の上位3頭の人気、及び3連単の配当をチェックすると、
チューリップ賞が5番人気→9番人気→15番人気で169万3290円、
フィリーズレビューが11番人気→1番人気→12番人気で19万7830円、
アネモネSが3番人気→4番人気→8番人気で3万2540円だから、ことごとく荒れている。それでいて本番だけ平穏決着ということは考えづらい。
では、どんな馬が波乱の主役になるのか。今年の3歳重賞で2桁人気から馬券に絡んだ馬は延べ6頭。その共通項を探ると、全馬が前走で4着以内、かつ前走で敗れている馬は前々走で勝利していた。つまりは人気薄といえども、近況好調だった馬を狙うべき、ということなのだ。また、6頭中5頭が継続騎乗だったことも注目ポイントだ。
桜花賞の出走馬のうち、このデータに該当するのは6頭。netkeibaの予想オッズを参考にすると、その中で2桁人気の可能性が高いのは
マスクオールウィンのみ。3連複や3連単のヒモに忍ばせておけば、思わぬ高配当をもたらしてくれるかもしれない。