現役時代に重賞2勝を挙げ、種牡馬としても活躍した
リーチザクラウンが3月29日、けい養先の
アロースタッド(北海道・新ひだか町)で死んだことが分かった。18歳だった。前日夜から急に具合が悪くなり、この日朝に安楽死の処置が取られたもの。
同馬は現役時代にデビュー2戦目で後続を2秒1突き放す衝撃的な初勝利を挙げ、翌年の
きさらぎ賞で重賞初勝利。
日本ダービーでも2着に入った。古馬になってからは4歳時の読売
マイラーズCを勝利。G1タイトルには手が届かなかったが、ファンの多い馬だった。新馬戦は2着に敗れたが、1着
アンライバルドはのちの
皐月賞馬、3着
ブエナビスタはG1・6勝を挙げるなど強豪ぞろいで「伝説の新馬戦」と呼ばれた。
種牡馬となってからも2017年の
シンザン記念を制した
キョウヘイなどを輩出。現在、UAEダービー、コリアCと重賞2勝を挙げる
クラウンプライド(牡5歳、栗東・
新谷功一厩舎)も送り出している。
橋口弘次郎・元調教師(現役時代に管理)「若いし、子供も走っていたのに残念。ダービーでも一度はオッと思う2着だったし、能力の高い馬だったと思います」
スポーツ報知