競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週の
毎日杯は
メイショウタバル(牡、石橋)が見事な逃げ切り勝ち。
皐月賞の
トライアルではないですが、賞金を加算したことで陣営は
皐月賞(4月14日・中山、芝2000m)への参戦を発表しましたね。鞍上は浜中の予定。2着は
パレスマリス産駒の
ノーブルロジャー(牡、吉岡)。こちらはNHKマイルC(5月5日・東京、芝1600m)に向かうと発表されました。関東から参戦した
ニュージーズ(牡、木村)、
トラジェクトワール(牡、尾関)は8、10着と振わず、次走の巻き返しに期待したいところです。
中山で行われた
ミモザ賞は3番人気の
エセルフリーダ(牝、武藤)が見事な末脚で2勝目。少頭数ではありましたが、将来性を感じるメンバーが集まった一戦で、勝ち切った同馬は距離が延びて良さそう。先々が楽しみです。次走はフ
ローラS(4月21日・東京、芝2000m)へ引き続き武藤で向かうとのこと。
美浦では2歳のゼッケンが増えてきましたね。まだデビューの予定までは決まっていませんが、6月東京開催に向けて照準を合わせているグループですし、しっかりとチェックしていきたいところです。
今年は田中博厩舎の2歳が早く入ってきている印象が強く、
クラリネットソナタ(牝、父
ナダル、
母レニーズゴットジップ)、
ララセドラティエ(牝、父
リオンディーズ、
母アンジュシャルマン)、
プリティディーヴァ(牝、父
キングマン、
母アシュランス)、
ヴァルキリーバース(牝、父
エピファネイア、
母グロリアーナ)が既にゲート試験合格済み。個人的に注目しているのは新種牡馬
ナダル産駒の
クラリネットソナタ。父は雄大な馬格の持ち主で、ダート馬を多く出しそうなイメージですが、こちらは芝でも良さそうな軽さを感じさせました。デビュー戦がどこになるのか楽しみです。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ