「ドバイワールドC・UAE・G1」(30日、メイダン)
昨年は日本旋風を巻き起こしたが、今年は悔しい結果に終わった。ワールドカップで連覇を狙った
ウシュバテソーロは2着と惜敗。シーマクラシックでは
シャフリヤールの2着が最高で、
リバティアイランドは3着。ターフも
ナミュールが2着で、
ドウデュースは5着に敗れた。
ゴールデンシャヒーンも
ドンフランキーが2着と健闘したが、G1での勝利はゼロ。G2のUAEダービーを制した
フォーエバーヤングが、唯一の勝利だった。日本馬は22頭(UAEダービーの
サトノフェニックスは取り消し)が参戦した。
地元・UAEの
ローレルリバーが、アッと驚く逃亡劇を演じ、圧巻の逃げ切りV。連覇を目指した
ウシュバテソーロは最後方から追い上げたが、勝ち馬から8馬身半離された2着を死守するのが精いっぱいだった。
日本から直行した昨年とは違い、サウジC2着から転戦して臨んだ一戦。引き揚げてきた川田は「とても具合良く競馬を迎えられて、彼らしく走りながら
セニョールバスカドール(3着)はしっかりとつかまえてゴールに入ってくれたんですが、はるか先に勝ち馬がいました」とサウジCの覇者にリベンジは果たしたものの、勝ち馬の強さには脱帽といった様子。それでも、最善を尽くしての結果に「精いっぱいの走りをしてくれたと思います」とパートナーの健闘をたたえた。
戦況を見守った高木師も「力を出して頑張ってくれました。2着という結果は残念でしたが、1着の馬が強かったですね」と勝者をたたえた。それでも2着賞金240万ドル(約3億3936万円)を加算し、総獲得賞金は約22億1567万円に到達。
イクイノックス(22億1544万6100円)を抜いて国内歴代1位に上り詰めた。
提供:デイリースポーツ