◆ドバイ・ターフ・G1(3月30日、メイダン競馬場・芝1800メートル)
三度目の正直はならなかった。ドバイ・ターフで海外G1初制覇を狙った
ドウデュースは5着。
武豊は開口一番に「残念ですね。不完全燃焼です」と唇をかみしめた。
発馬がひと息で、マークも厳しく、終始内に閉じ込められる形。残り1ハロンでやっと追い出せたが、上位2頭が既に猛スパートをかけており、懸命な追い上げも及ばなかった。鞍上は「どこかで外に出したかったけど、タイミングがなかった」と無念の表情を浮かべた。
一昨年の
凱旋門賞は本調子ではなく、19着と大敗。昨年のドバイ・シーマクラシックは左前肢ハ行で出走取消。今回は万全の態勢で挑めたが、海外ではまたも勝利をつかめなかった。それでも
武豊は、実力不足ではないと強調。「本来のパフォーマンスができなかった。力を出し切れなかったので、今後巻き返したい」。悲願達成に向け、気落ちしている暇はない。
スポーツ報知