第73回
川崎記念・JpnIが3日、
川崎競馬場の2100mで11頭(
JRA6、南関東4、他地区1)で争われる。これまでの1月から4月への開催が変わったことで、昨年の覇者・
ウシュバテソーロなどをはじめ、
JRAのGI級はドバイに参戦。そのおかげで、どの馬にもチャンスがある組み合わせとなった。
とはいえ、その中で
セラフィックコールの実績上位は揺るがない。デビューから無敗の5連勝で、
みやこSを制覇。その勢いで挑んだ
チャンピオンズCは、初の古馬一戦級との戦いに10着と惨敗したが、休養を挟んで立て直され、3か月ぶりの前走、
ダイオライト記念は4馬身差の圧勝だった。手綱を執ったムルザバエフ騎手は「前走で大きく負けたことは知っていたが、今回は強い競馬だった。新馬戦以来のコンビだったが、あのとき重賞級の力があると思ったことを証明してくれた」と能力の高さをアピールしている。300mの距離短縮は有利で、ナイターも2度目と慣れが見込める。重賞連勝に期待だ。
同じく
JRAから参戦する
グロリアムンディも
チャンピオンズCは13着、続く
東京大賞典も6着と大敗が続くが、昨年の
ダイオライト記念を9馬身差で圧勝している。地方馬場適性は証明済みで、なにより長丁場も問題なし。また、鞍上は31日にドバイで、UAEダービーを
フォーエバーヤングで制したばかりの
坂井瑠星騎手に替わる。同騎手とコンビを組んでの2戦は2、2着と好相性で、心強い味方を得た形。見直しが必要だろう。
昨年8月からダートに転向し、いきなりリステッド競走を制した
アイコンテーラー。11月にはダート界最大の祭典、JBCでレディスクラシックを制した新・砂の女王だ。
チャンピオンズCは14着だったが、砂を被って戦意喪失と敗因はハッキリしている。初川崎だが、全6勝中5勝を左回りで挙げており克服可能とみる。
さらに、
武豊騎手とのコンビで挑む
ノットゥルノ、地元・川崎の
ライトウォーリアなども上位候補。20時10分、戦いの火ぶたが切られる。
(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)
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