4月に開催移動となった「第73回
川崎記念」が3日、
川崎競馬場で行われた。7番人気、地元川崎所属の
ライトウォーリアが直線競り勝ち優勝、Jpn1のタイトルを手に入れた。地方馬の優勝は21年の
カジノフォンテン以来3年ぶり。
「涙が出てくる」と頬を紅潮させた吉原。「夢のよう」と笑顔で振り返った内田師。ファンを巻き込んで競馬場全体が歓喜の渦に巻き込まれた。直線残り150メートルから逃げたライト、外に馬体を合わせてきた
アイコンテーラーの2頭の激しい追い比べ。お互いに一度は先頭に躍り出るが、差し返して譲らない。残り20メートルでの右ステッキでライトが振り切ると追い込んだ
グランブリッジを頭差抑えたところが“大金星ゲット”のゴールだった。
「馬の出来が凄く良かっただけに丁寧に乗った。直線でひと踏ん張りしてくれる馬なので、4コーナーでまくり切らせなかったのが大きかった。最高です!」と吉原は興奮気味にまくし立てた。今後は「放牧に出して、その様子を見てオーナーサイドと決めたい」と内田師。7歳でついに手にした
ビッグタイトル。だが、この馬の挑戦はまだ始まったばかりだ。
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ライトウォーリア 父マジェスティックウォリアー
母スペクトロライト(母の
父ディープインパクト) 牡7歳 川崎・
内田勝義厩舎 馬主・キャロット
ファーム 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績30戦9勝(南関東10戦4勝) 総獲得賞金2億6219万9000円。
スポニチ