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短距離G1を2勝のフラワーパークが32歳で死す 国内存命のG1馬では最高齢「大往生です」

スポーツ報知
  • 2024年04月07日(日) 10時43分
 国内で存命の最高齢のG1馬で、長くファンに愛されてきたフラワーパーク(牝)が4月6日の午前8時40分に、余生を過ごしていた北海道平取町のスガタ牧場で老衰のため死んだことが7日、分かった。32歳だった。

 現役時代は4歳だった1996年のシルクロードSで重賞初勝利。続く高松宮杯(現在の高松宮記念)も制し、G1初勝利を挙げた。同レースは前年まで芝2000メートルで施行されていたが、芝1200メートルに条件が変更され、春の短距離短距離チャンピオン決定戦としての最初の開催だった。そして同年のスプリンターズSも制覇。エイシンワシントンとの1センチ差という鼻差の大激戦を制してのものだった。活躍が評価され、同年の最優秀短距離馬と最優秀父内国産馬に選出された。

 繁殖牝馬としては2015年に東京新聞杯・G3を制したヴァンセンヌ、2011年のマーガレットSを制したクリアンサスなどがいる。

 スガタ牧場の代表取締役・白瀬善直さんは「(功労馬として)牧場に来てから11年ほどですが、去年の秋から脚元の調子が良くありませんでした。賢い馬で手がかからず、多くのファンが会いに来てくれました。大往生です。『お疲れ様でした』と声をかけたいです」と思いを語った。

スポーツ報知

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