阪神11Rの第84回
桜花賞(3歳GI・牝馬・芝1600m)は2番人気
ステレンボッシュ(J.モレイラ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒2(良)。3/4馬身差の2着に1番人気
アスコリピチェーノ、さらにクビ差の3着に7番人気
ライトバックが入った。
ステレンボッシュは美浦・
国枝栄厩舎の3歳牝馬で、父
エピファネイア、
母ブルークランズ(母の父
ルーラーシップ)。通算成績は5戦3勝。
レース後のコメント
1着
ステレンボッシュ(J.モレイラ騎手)
「パドックで乗ってからすごく良い感じがしていましたし、返し馬もレース前も落ち着いていてプロフェッショナルな雰囲気でした。レース中もスムーズに行けましたし、非常に強い勝ち方をしたので、能力の高い馬です。
前走で2着という結果でしたが、VTRを見た時に、ゲートをもう少し上手く出して、リズム良く競馬ができれば良いかなと思っていました。今日はそこまでスタートは速くなかったのですが、道中は満足のいくポジションで、リズム良く行って、直線に入っての手応えも良く、非常に素晴らしい脚を見せてくれました。先頭に立ってもさらに余裕があって、強い勝ち方をしてくれましたので、素晴らしい馬です。
今日は本当に強い勝ち方で、道中もすごく
リラックスしてくれました。距離が延びても問題ないと思います。これだけの能力を持っていると、これからも非常に楽しみです。ポテンシャルが高いです」
(
国枝栄調教師)
「いい馬なので期待していました。それを今日証明できるか心配でしたが結果が出て良かったと思っています。
(栗東滞在については)特に大きな問題もありませんでした。落ち着いた馬ですし、関東馬もたくさんいましたからね。(今朝からの様子は)特に変わったところもありませんでした。
(パドックの様子は)大一番を控えて高ぶっていたかなとは思いましたが、特に問題は無いと思っていました。馬場入りした後も落ち着いていましたし大丈夫だと思いました。
(レースを振り返って)中団ぐらいで運んであとはモレイラ騎手がどう乗ってくれるか見ていましたが、上手く外に出して理想的な競馬ができました。これぐらいは走れると思っていました。とにかく一番は調教もレースも落ち着いて運べたことですね。
(今後の距離延長については)馬体を見ても馬の落ち着きを見ても、2400mは問題無いと思っています。このまま(
オークスに)行きたいと思います」
2着
アスコリピチェーノ(
北村宏司騎手)
「スタートの一歩目は五分に出ましたが、その後はうまくスピードに乗れませんでした。体勢を整えながら進めましたが、4コーナーでは手応えが苦しい部分があって、勝ち馬に割って出られる形になりました。よく食いしばってくれましたが、勝った馬との着差も広がりましたし、4コーナーのあたりが勝負どころだったと思います」
3着
ライトバック(
坂井瑠星騎手)
「きょうはポジションを気にせず、この馬のリズムで運びました。前回のレースより折り合いに進展が見られて、そのぶん素晴らしい脚を使ってくれました。まだ
テンションなど課題はありますが、力のあるところを見せてくれたと思います」
5着
エトヴプレ(
鮫島克駿騎手)
「まずは藤岡康太騎手の安全(無事)を願うばかりです。乗り替わりになりましたが、チームで作り上げてきて、力は出し切れたと思います」
11着
イフェイオン(
西村淳也騎手)
「イレ込みがすごく、競馬でもファイトしていて、おさまりがききづらかったです。次に向けていい経験になればと思います」
13着
チェルヴィニア(B.ムルザバエフ騎手)
「リズム良く走らせることを心掛けました。4コーナーまでは手応えが良かったのですが、直線では反応がありませんでした。休み明けのぶんなのかどうかはわかりません。もっと反応する馬だと思っていました」
14着
マスクオールウィン(
津村明秀騎手)
「ハミを替えた効果があって、返し馬は上手くいきました。馬群の後ろで折り合いがついて、いい形で直線を向けました。反応しているのですが、相手が強かったです。それでも、成長していますし、このぐらいの距離でも噛み合ってくればだと思います」
15着
セシリエプラージュ(
M.デムーロ騎手)
「いいところにいましたが、あまり反応がありませんでした」
16着
コラソンビート(
横山武史騎手)
「1600mは長かったかもしれません。前走の1400mでもギリギリでした。何とかうまく折り合いをつけられればと思ったのですが、前走以上に噛んでいました。思い切って逃げてみるプランもありだったかもしれません」
18着
キャットファイト(
松山弘平騎手)
「思っていたポジションで競馬はできましたが、イレ込みや気負いがあって、能力を出し切れなかった感じです」
ラジオNIKKEI