ディープインパクト以来の勝利なるか。
武豊騎手が
エコロヴァルツ(牡3、栗東・
牧浦充徳厩舎)で
皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)の19年ぶり4勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで
皐月賞に28回参戦。4回目の挑戦となった93年に
ナリタタイシンで初勝利。その後も00年に
エアシャカール、05年に
ディープインパクトで制し、4勝の
M.デムーロ騎手に次いで2位タイとなる3勝を挙げている。
19年ぶりの勝利を目指し、今年は
エコロヴァルツで参戦する。昨年の
コスモス賞で初めてコンビを組み、番手から早め先頭で6馬身差の圧勝。続く
朝日杯FSは一転して後方からの競馬となったが、大外から伸びて
ジャンタルマンタルから1馬身1/4差の2着に食い込んだ。前走の
共同通信杯は5着に崩れたが、超スローペースで折り合いを欠いたことが敗因。決して力を出し切っての敗戦ではなく、十分に巻き返しがあっていい。
エコロヴァルツの
父ブラックタイドは20年前の
皐月賞のパートナー。前哨戦の
スプリングS覇者とあって2番人気に支持されたものの、まさかの16着に沈んだ。当時とは一転、伏兵の立場となる息子で、久しぶりの美酒といきたい。