過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」が混戦「
皐月賞」を斬る。今春から大幅
リニューアルし、5項目各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。最高得点は満点を獲得した
ジャスティンミラノ。群雄割拠の様相を呈するクラシック1冠目だが、データ上は1強だ。
【
ステップ】
共同通信杯組【5・0・3・11】が圧倒的に強い。文句なしの20点満点だ。続くのはG1昇格後の
ホープフルS組。直行は4頭のみだが、19年
サートゥルナーリア、20年
コントレイルと2勝を挙げており15点。ほぼ同間隔で昨年
ソールオリエンスが優勝した
京成杯組も同様の扱いとする。間隔が詰まる“王道”の前哨戦を使った馬は
弥生賞組【0・5・2・33】に代表されるように勝ち切れていないため10点にとどめる。
【前走着順】
前走1着馬【7・8・6・53】が馬券圏内の大半を占める。これに同2着馬【3・1・2・30】を合わせれば、馬券はほぼ完成する。前走着順では1着に20点、2着に15点、【0・1・2・60】と壊滅的な3着以下は10点とする。
【新馬戦】
近10年の勝ち馬のうち7頭が新馬戦V。その後のローテーションにゆとりを持たせる意味でも初陣を飾ることが重要なようだ。また5年で4頭の無敗馬が勝っているトレンドを踏まえ、無傷のまま駒を進めてきた馬を20点、新馬戦を勝った馬に15点を進呈。デビュー戦を落としている馬は10点。
【脚質】
前走の4角位置取り別の成績を見ると、2〜5番手が【8・4・8・75】の好成績。
ステップレースで機動力を示しているかがポイントだ。一方、逃げていた(4角1番手)馬は【0・2・1・17】と振るわない点も抑えたい。前走の4角位置が2〜5番手だった馬が20点、【2・3・1・29】とまずまずの6〜8番手が15点。それ以外のポジションだった馬は10点となる。
【継続騎乗】
多頭数の消耗戦になりやすい
皐月賞では人馬の呼吸の重要度が増す。前走からの継続騎乗だった馬が【7・7・7・75】、乗り替わりで臨んだ馬が【3・3・3・68】と好走率で
ダブルスコアの差がある。コンビ継続の人馬に20点。乗り替わりだった馬の3勝がいずれもテン乗りだったため、初コンビの人馬に15点。それ以外は10点。
【結論】
全項目で満点を獲得した
ジャスティンミラノがV最有力。ダービー3勝を誇る名門・友道厩舎から09年
アンライバルド以来となる
皐月賞馬が誕生しそうだ。(データ班)
スポニチ