「第7回
ブリリアントカップ」が9日、
大井競馬場で行われた。2番人気の
サヨノネイチヤが、直線抜け出し優勝、6連勝で重賞2連勝を果たした。同馬と2着
ヒーローコールには「第69回
大井記念」(S1、5月15日、大井)への優先出走権が与えられた。
これが馬の勢いだ。道中絶好の手応えで4、5番手を追走していたサヨノが直線を向くと一気にエンジン全開。外から先に動いた
ヒーローコール、
ナンセイホワイトに前の進路を遮られると内の
エアアルマスとのわずかな隙間に首を突っ込んでこじ開けて行った。残り200メートルから鼻面を並べての3頭の争い。残り100メートルで右ステッキを入れるとサヨノが突き放して、勝負にケリをつけた。
「道中いいポジションが取れたし、手応えもずっと良かった。強い相手になればなるほど走る馬だけに先が楽しみ」と西は胸を張った。今後は権利を獲ったS1から「結果を出して無事なら」(坂井師)の条件付きで
帝王賞(6月26日)を目指す。まだまだ粗削りな5歳馬。そのレースで完成形の
JRA勢撃破でのJpn1奪取をするつもりだ。
スポニチ