4月10日(水)
大井競馬場(晴・重)で行われたダート
グレード競走、第35回
東京スプリント(JpnIII、ダート1200m 14頭)は、好位3番手からレースを運んだ5番人気
ジャスティンが、直線で力強い伸びを見せ、1分12秒3の時計で快勝。
東京スプリントは2020年以来、4年ぶり2度目の勝利で、大井移籍後初勝利となった。2馬身差の2着に最内から追い込んだ
クロジシジョー(
JRA)、さらに2馬身遅れた3着に
テイエムトッキュウ(
JRA)が続き、1番人気の
アームズレイン(
JRA)は8着に終わった。
勝った
ジャスティンは父
オルフェーヴル、
母シナスタジア(母の父ゴーンウ
エスト)の8歳牡馬。大井の
坂井英光調教師の管理馬。通算成績は37戦9勝(うち中央22戦7勝、海外4戦0勝)。鞍上は大井の
西啓太騎手。
レース後のコメント
1着
ジャスティン(
西啓太騎手)
「(連夜の重賞制覇で)素直にうれしいですね。追い切りでコンスタントにコンタクトを取らせていただき、競馬での感じを森(泰斗)騎手に伺ったり、レース映像を見て、自分なりに考えて、それが今回うまくいったかなと思います。手応えは抜群でした。
(直線は)がむしゃらに追うだけでした。坂井先生には日ごろからお世話になっていて、力のある馬、チャンスのある馬、オーナーさんをはじめ、チャンスを下さって、こうして結果で恩返し出来て良かったです。
今日は応援ありがとうございました。久しぶりに、
ジャスティンの強い競馬を見せることができてうれしく思います。僕自身、頑張っていきたいと思います」
2着
クロジシジョー(
戸崎圭太騎手)
「スタートは悔いが残りますが、前走より状態が上がっていて、すごく良い内容でした。こちらの砂でも大丈夫だと証明できました」
3着
テイエムトッキュウ(
北村友一騎手)
「ダー
トスタートで一歩目は滑ったような出方になりましたが、スピードの違いで自然と前へ行って、ムキになっている感じはなかったです。砂が深いせいか、直線に向いてからスッと伸びる脚を使えなかったと思います」
5着
ギャルダル(
矢野貴之騎手)
「想定外の展開になり、内で我慢できず、外へ出してしまいました。スピードには対応してくれていました。想定外の形で上手く乗れず、悔いが残る競馬でしたが、視野は広がったと思います」
8着
アームズレイン(
松若風馬騎手)
「砂が深くて、トモを滑らせてしまいました。前半はポジションを取るのに脚を使ってしまい、3コーナーでは他の馬と当たってしまい、トモを滑らせてしまいました。そのせいか、直線は手応えがなくなっていました」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI