JRAは11日、藤岡康太騎手が死去したと発表した。35歳。同騎手は6日の阪神7Rで落馬し、頭部と胸部を負傷。入院加療していたが、10日午後7時49分に帰らぬ人となった。
訃報を受け、“戦友”の現役ジョッキーから追悼の声が寄せられた。
日本騎手クラブ会長の
武豊は、
JRAを通じて「こんなにつらく、悲しいことはありません。まだ、信じられないです。今後、康太の思いを胸に乗っていきたいと思います」とコメントを発表した。
競馬学校で同期だった
浜中俊は、「残念のひと言です。競馬学校で出会ったのが15歳。今が35歳なので、もう20年になります。同期とか友達とか、そういう域を超えて家族に近い関係でした。嘘だろうと、ずっと思っていますし今でも正直、受け入れられないです」とした。同期の
丸田恭介も「康太の活躍する姿を僕も励みにして頑張ってきた。何度も元気をもらったし、一緒の時間を競馬学校で過ごせてよかったです。本当にありがとうと言いたい。夢半ばでこういう形で終わってしまったけど、おつかれさまでしたと言いたいです」と話した。
高田潤は自身のX(旧ツイッター)を更新。「康太、言葉が出ないよ… 藤岡康太のこれまでに残した素晴らしい成績、功績、頑張りはこれからも永遠に競馬史に語り継がれていきます。どうかどうか安らかに。。」と追悼した。
衝撃は海外にも広がり、短期免許で来日経験のあるウンベルト・リスポリ(イ
タリア)は自身のXに「悲しいニュースです。(藤岡)康太さん、安らかにお眠りください。(兄の)佑介さんやご家族に心からお悔やみ申し上げます」とつづった。
スポニチ