「
アーリントンC・G3」(13日、阪神)
1番人気の
ディスペランツァが重賞初勝利を飾った。マイル初挑戦だった前走の1勝クラスから2連勝を決めた。
内で控えて直線入り口付近では前に壁があったが、モレイラが巧みな手綱さばきで外に持ち出すと抜群の切れ味を発揮しゴール前で図ったように差し切った。勝ち時計は1分34秒1(良)。2着には先行してしぶとく脚を伸ばした15番人気の
アレンジャー、3着は中団から運んだ4番人気の
チャンネルトンネルが入線。以上の上位3頭がNHKマイルC(5月5日・東京)の優先出走権を手にした。3連単は21万1800円の高配当となった。
モレイラは「本当にいい馬です。直線に入る時に内のラチ沿いになってしまって、スペースを心配していたけど、残り300メートル前後のところでスペースができてから馬の反応、瞬発力、素晴らしいものを見せてくれました。非常にいい勝ち方でした」と高く評価した。「もっとスムーズな流れ、もっとスペースがあれば、もっと強かったかもしれないです。そういう意味で、東京の1600メートル、G1のレベルでも楽しみですね」と期待した。
短期免許で先週から騎乗しているモレイラは先週の阪神牝馬Sを
マスクトディーヴァ、
桜花賞を
ステレンボッシュで制しており、重賞で騎乗機会3連勝となった。
提供:デイリースポーツ