阪神11Rの第33回
アーリントンカップ(3歳GIII・芝1600m)は1番人気
ディスペランツァ(J.モレイラ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分34秒1(良)。半馬身差の2着に15番人気
アレンジャー、さらハナ差の3着に4番人気
チャンネルトンネルが入った。
ディスペランツァは栗東・
吉岡辰弥厩舎の3歳牡馬で、父
ルーラーシップ、
母ルパンII(母の
父Medaglia d'Oro)。通算成績は6戦3勝。
レース後のコメント
1着
ディスペランツァ(J.モレイラ騎手)
「本当に良い馬です。直線に入る手前に(位置が)内ラチ沿いになってしまい、直線に入ってからスペースを見つけたのでちょっと心配でしたが、残り300、250mくらいのところからスペースができて、スペースができてからの馬の反応、瞬発力は素晴らしいものを見せてくれました。ジョッキーの仕事が馬のおかげでやりやすかったです。
非常に良い勝ち方でした。今日勝って
NHKマイルカップに参加できるというのは本当に嬉しいです。ラチ沿いであまりスペースがない競馬のなかで結果を出すことが出来たので、もっとスムーズな流れで、もっとスペースができていればもっと強かったかもしれません。そういう意味で東京の1600mでGIに参加するのはとても楽しみです。今日は勝つ事ができて良かったです」
2着
アレンジャー(
昆貢調教師)
「乗りづらい面があり、これまで力を出し切れませんでした。力を出せばこれぐらいは走れる馬です。調教方法も変えたし、それがちゃんと結果にあらわれました。馬が無事なら
NHKマイルカップを目指します」
3着
チャンネルトンネル(
坂井瑠星騎手)
「レース前は
テンションが上がるところがありましたが、レースは落ち着いて走ることができました。まだ幼いところを残していますが、しっかり脚を使ってくれました。着差が着差だけに悔しいですが、内容は悪くなかったと思います」
4着
ワールズエンド(B.ムルザバエフ騎手)
「ゲートの中で後ろに座ったような感じのところでゲートが開きました。厩舎の方に言われていたので気をつけていたのですが、そういうところが出てしまいました。前走が外枠からのレースで、馬群に入る経験がなく、今日は馬群のなかで力むところがありましたが、終いは素晴らしい脚を使ってくれました。すごくいい馬で、今日の経験が次に生きると思います。将来的にはいい馬になると思います」
5着
ポッドテオ(
北村宏司騎手)
「スタートの駐立で寄りかかるところがありました。直しつつ促していく形をとりました。自分のいい流れで競馬をさせました。前に馬を置かなくても冷静に走れました。坂下では押し切れると思いましたが、最後は交わされてしまいました」
6着
オフトレイル(
武豊騎手)
「思ったよりスローになって、外枠で厳しい競馬になりました」
7着
タイキヴァンクール(
幸英明騎手)
「流れに乗れて、いいポジションで競馬ができました。直線に向いても手応えがありました。これからもっと良くなってきそうです」
8着
ジュンヴァンケット(
岩田望来騎手)
「2戦目で競馬を覚えて、折り合いを欠いてしまいました。そのぶんだと思います。いい馬ですし、また改めてだと思います」
9着
シヴァース(
川田将雅騎手)
「返し馬から
テンションが異常でゲートの中も全く我慢できず、また改めてですね」
14着
グローリーアテイン(
松山弘平騎手)
「いい馬で、返し馬から乗り味は良かったです。ペースが流れず、窮屈で、この馬らしい競馬になりませんでした」
ラジオNIKKEI