ルーキーの
吉村誠之助騎手が、
マイラーズカップ(4歳上・GII・芝1600m)の
ボルザコフスキー(牡5、栗東・
清水久詞厩舎)で
JRA重賞初騎乗初制覇を狙う。
吉村騎手は今年3月にデビュー。父は6年連続で兵庫のリーディング騎手を獲得し、地方通算3381勝を数える
吉村智洋騎手だ。ここまで
JRAで57戦2勝。3月28日には幼少期を過ごした
園田競馬場で初めて騎乗し、8戦2勝、2着2回の成績を残している。
マイラーズCには所属する
清水久詞厩舎の
ボルザコフスキーで挑む。「ぐりぐり君」の愛称で知られる犬塚悠治郎オーナーの所有馬。初コンビとなった前走の
六甲Sは9番人気だったが、後方から鮮やかな差し切り。
JRA初勝利を手にするとともに、パートナーをオープン初Vに導いた。今回は一気に相手が強くなるが、前々走の
阪急杯ではムルザバエフ騎手とのタッグで0秒8差の5着に健闘している。展開が向けば、重賞でも見せ場以上があっていい。
JRA重賞初騎乗初制覇となれば、22年
CBC賞を
テイエムスパーダで制した
今村聖奈騎手以来、2年ぶり6人目。ルーキーイヤーに限ると、同じく5人目となる。ルーキーらしい思い切った騎乗を期待したい。
【過去の
JRA重賞初騎乗初制覇】
・菊沢隆仁元騎手…92年
ウインターS・
チェリーコウマン・
武幸四郎元騎手…97年
マイラーズC・
オースミタイクーン・
池添謙一騎手…98年
北九州記念・
トウショウオリオン・
宮崎北斗騎手…08年
愛知杯…
セラフィックロンプ・
今村聖奈騎手…22年
CBC賞…
テイエムスパーダ