偉大な父に続け─。
水仙賞を制した
クリスマスパレード(牝3、美浦・
加藤士津八厩舎)が、
フローラステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で史上初の無敗Vを狙う。
クリスマスパレードは父
キタサンブラック、
母ミスエリカ、母の父
Blameの血統。半姉の
ミスヨコハマは2歳から3歳春にかけてオープンで活躍し、22年の阪神JFで9着だった。ここまで2戦2勝。昨年12月の新馬(中山芝2000m)は番手から抜け出して快勝。続く
水仙賞も同じようなレース運びで押し切って、一気に
オークス候補へと浮上した。
前身の4歳牝馬特別の時代も含め、今年で59回目となる
フローラSだが、世代限定重賞には珍しく、これまで無敗戴冠は一度もない。近年で言えば、16年に
ビッシュが1番人気で5着、21年に
オヌールが1番人気で8着、22年に
ルージュエヴァイユが3番人気で5着に敗れている。
クリスマスパレードはレース史に新たな1ページを刻めるか。3戦3勝での重賞初制覇となれば、父
キタサンブラックと全く同じ。そういった意味でも今後を占う一戦となりそうだ。