15日、4月10日に亡くなった藤岡康太騎手の合同葬が滋賀県にて営まれた。日本
中央競馬会理事長・吉田正義氏、同期の
浜中俊騎手ら多くの競馬関係者が参列し、日本騎手クラブの会長を務める
武豊騎手が弔辞を述べた。
以下、弔辞全文。
「今日ここで、私が、藤岡康太くんの追悼の言葉を述べることはとても辛く、残念でなりません。今、康太の遺影を前に、胸が締め付けられる思いです。
このような突然の別れを数日経った今でも受け入れることができません。ご家族の悲しみはいかばかりかとお察しいたします。ここに心からご冥福をお祈り申し上げます。
いつも康太の周りには人が集まり、後輩の騎手からは慕われ色々な相談を受けていましたね。また、我々年上の騎手からの信頼も非常に厚く、騎手クラブの役員に早くから選ばれるなど中心的な存在でした。
特に、このところの成績は目を見張るものがあり、今後の益々の活躍が期待されていたところです。そのような時期にこのような事故が起きて、かけがえのない尊い人を失ったことは誠に痛恨の極みです。
今後、君の思いを胸に乗っていきます。我々はあなたのことを忘れません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
康太、ありがとう。そして、お疲れさまでした」