落馬事故により10日に亡くなったJRA騎手・藤岡康太さん(享年35)の葬儀が15日、滋賀県栗東市の栗東トレーニングセンター厚生会館本館でしめやかに執り行われた。
葬儀副委員長を務めた日本騎手クラブ会長の
武豊騎手(55)=栗東・フリー=は、涙をこらえ切れず、何度も声を詰まらせながら別れの言葉を贈った。「康太の遺影を前に胸が締め付けられる思いです。亡くなって数日たった今でも、受け入れることができません。いつも康太の周りには人が集まり、後輩から慕われ、相談を受けていました。年上の騎手からの信頼も厚く、騎手会の役員に早くから選ばれましたね。今後、君の思いを胸に乗っていきます。われわれはあなたのことを忘れません」と、その早過ぎる死を悼んだ。
提供:デイリースポーツ