「マイラーズC・G2」(21日、京都)
22年マイルCSを制し、昨年の
安田記念でも2着。ここ2走は案外な結果に終わっている
セリフォスだが、実績では断然上の存在だ。メンバー中、唯一のG1馬として貫禄を見せつける。
淀は今回が2走目。昨秋のマイルCSでは序盤から行きたがるそぶりを見せ、早々に息切れ。直線では代名詞でもある切れ味を発揮できず8着に敗れた。ただ、舞台設定というよりも、敗因は別のところにある。
福永助手は「夏負けの影響があったところから、なかなか体調が上向いてこなくて直行の形に。その分、力みが強い走りで最後に伸びを欠いた」と明確に指摘する。7着に終わった
香港マイルに関しても、香港と日本の一線級がそろったハイレベルな一戦ではあったが、「環境の変化にうまく対応できなかった」というように単純に力負けだったとは言い切れない。
ここを目標に3月22日に栗東トレセンへ帰厩し、立ち上げも順調。栗東CWでの1週前追い切りでは序盤から気合の入った走りを披露。海外遠征の疲れを全く感じさせず、圧巻の瞬発力を見せつけた。昨年は4戦して未勝利。久々の復活Vを挙げて、再びマイル戦線の主役へと返り咲く。
提供:デイリースポーツ