JRAは16日、引退競走馬に関する諸課題や馬の福祉の充実に取り組むため、新たに「一般財団法人 Thoroughbred
Aftercare and Welfare」を設立したことを発表した。略称はTAW(ティー・エー・ダブリュー)。
昨今では引退競走馬の再雇用が大きなテーマとなっており、TAWは引退競走馬の利活用促進や養老・余生の機会拡充等に関する事業、引退競走馬の一時受け入れ施設等の運営等に関する事業や、馬産業の人材育成等に関する事業などに取り組む。
菊田淳・
JRA馬事担当理事のコメント「引退競走馬に関する諸課題については、日本では、2017年に引退競走馬に関する検討委員会(農林水産省、
中央競馬、
地方競馬、生産者の代表者で構成)を立ち上げ、競馬サークル全体で問題意識を共有し、その状況の改善等に向けて継続的・安定的な取り組みを行ってまいりました。今回はこの検討委員会の基本方針等を踏まえ、
中央競馬・
地方競馬、馬主、生産者や厩舎関係者など競馬関係者が協力して、「一般財団法人 Thoroughbred
Aftercare and Welfare」を設立し、引退競走馬に関する取り組みを今後も着実に推し進めるとともに、併せて、馬の
ウェルフェアに関する理解促進などに取り組むことといたします。引き続き皆さまのご理解のほど、よろしくお願いいたします」
スポーツ報知