今度こそ待望の初勝利なるか。名牝
モシーンの孫となる
ベランジェール(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)が、土曜東京5Rの3歳未勝利(芝1600m)で3カ月ぶりの実戦を迎える。
ベランジェールは父
モーリス、
母キャリコ、母の
父ディープインパクトの血統。母は
JRAで5戦未勝利だったが、祖母の
モシーンは豪州でG1を4勝した名牝。叔母の
プリモシーンは18年の
フェアリーSと
関屋記念、20年の
東京新聞杯の覇者。19年の
ヴィクトリアマイルは
ノームコアからクビ差の2着だった。また、叔父の
ダノンエアズロックは22年のセレクトセール1歳で4億5000万円(税抜)の高値で取引され、昨年のアイビーSを制している。
ここまで3戦0勝。昨年7月の新馬(函館芝1800m)は3秒0差の12着に終わったが、これは稍重の発表以上に
パワーを要する馬場が堪えたもので、もちろん参考外。その後の2戦を2着、3着にまとめているように、未勝利では力上位だ。
今回は約3カ月ぶりの実戦となるが、攻め過程を見る限り、仕上がりに不安はない。先週の
皐月賞では1番人気の
レガレイラで6着だった木村厩舎と
北村宏司騎手のタッグ。ここで少しでも悔しさを晴らしてほしい。