レインボーライン産駒が
JRA平地初勝利なるか。地方・金沢で3連勝した
ウワサノアノコ(牝4、美浦・
石栗龍彦厩舎)が、土曜福島8Rの4歳上1勝クラス(芝1800m)で再転入初戦を迎える。
ウワサノアノコは父
レインボーライン、
母アノネノネ、母の父キングズベストの血統。父は18年の
天皇賞(春)の勝ち馬。母のいとこの
アパパネは10年の牝馬3冠などGIを5勝している。したがって
アカイトリノムスメや
ジナンボー、
ラインベックは近親となる。
ここまで10戦3勝。以前の
JRA在籍時は6戦して2着が最高着順だったが、移籍先の金沢で4戦3勝の成績を残し、堂々の再転入となった。今回は約4カ月ぶりの実戦となるが、力を出し切れれば通用しても不思議はない。
レインボーライン産駒は地方での奮闘が目立ち、
ワイズゴールドが23年の
留守杯日高賞、
ダイヤモンドラインが同じく
サラブレッド大賞典を制している。一方、中央では今年の2月18日の小倉4R・障害未勝利を
クリノクオンが勝ち、待望の初勝利となったが、平地では66戦して未勝利。2回ある2着が最高着順となっている。
22年に種牡馬を引退し、ノーザンホースパークで乗馬となった父に吉報を届けられるか。7カ月ぶりに中央での競馬となる
ウワサノアノコの奮起を期待したい。