G1
天皇賞・春は28日、京都芝3200メートルで争われる。昨年の
菊花賞馬
ドゥレッツァは
金鯱賞で始動。勝った
プログノーシスに5馬身差をつけられたものの2着を確保し、上々の滑り出しとなった。本番とコース形態に大きな違いがある左回りの2000メートルを選択したのは、そこから中6週の間隔を考慮したもので、ゆとりのあるローテで狙いを定めている。前走後はいったん放牧を挟んで9日に美浦に帰厩し、10日に栗東に移動。17日、CWコースの1週前追い切りはしまいまで、しっかり動いた。上昇カーブを描きながら本番へ。再度、京都でG1獲りにチャレンジする。
一昨年3着馬
テーオーロイヤルはその後、骨折で休養を強いられ、昨秋に復帰。ここ2走でダイヤモンドS、
阪神大賞典を連勝と息を吹き返した。長丁場の適性がズバ抜けている。昨年のダービー馬
タスティエーラは
有馬記念6着、
大阪杯11着とここ2走が思ったほど動けなかった。昨年、
菊花賞が2着で距離は延びてもOK。叩き2走目で巻き返しを図る。53年レダ以来、71年ぶり2頭目の牝馬Vが懸かる
サリエラや地力強化が著しい
ワープスピードも楽しみな存在だ。
スポニチ