武豊騎手と
国枝栄調教師の豪華タッグが、
天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)の
サリエラ(牝5)でGI初制覇を狙う。
武豊騎手は87年にデビュー、国枝調教師は90年に開業。これまで
JRAで88戦をともに戦い、13勝、2着11回、3着12回の成績を残している。20年の
弥生賞の
サトノフラッグで重賞初制覇。しかし、GIは5戦して99年
マイルCSの
ブラックホークの3着が最高着順となっている。ちなみにこれがこのコンビでの重賞初参戦だった。
天皇賞(春)には
サリエラで挑む。半兄の
サリオスが19年の
朝日杯FS、全姉の
サラキアが20年の
府中牝馬Sを制している血統馬。重賞は未勝利だが、22年の
ローズSが2着、昨年の
目黒記念が3着。そして前走の
ダイヤモンドSでは初の長距離に対応して、
テーオーロイヤルからクビ差の2着に食い下がった。ここは相手が強くなるが、53年のレダ以来、71年ぶりとなる牝馬の
天皇賞(春)制覇も夢ではない。
春の盾は
武豊騎手が歴代最多の8勝、そして国枝調教師も一度制している。国枝調教師が26年2月で定年となるため、残されたチャンスは多くない。名伯楽の渾身の仕上げ、そしてレジェンドの手綱捌きに期待したい。
【
武豊騎手&国枝調教師のタッグの
JRA・GI成績】
・99年
マイルCS…3着
ブラックホーク(2番人気)
・00年阪神3歳牝馬S・5着
タカラサイレンス(3番人気)
・20年
日本ダービー・11着
サトノフラッグ(4番人気)
・22年
天皇賞(春)…15着
ハヤヤッコ(11番人気)
・22年
ジャパンC…11着
ハーツイストワール(12番人気)