71年ぶり2頭目の偉業なるか。
ディープインパクト産駒の
サリエラ(牝5、美浦・
国枝栄厩舎)が、
天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)でGI初制覇を目指す。
サリエラは
父ディープインパクト、
母サロミナ、母の
父Lomitasの血統。半兄の
サリオスは19年の
朝日杯FSなど重賞4勝。全姉の
サラキアが20年の
府中牝馬Sを制し、同年の
エリザベス女王杯と
有馬記念が2着だった。
ここまで8戦3勝。休み休み使われていることもあってキャリアが浅く、重賞は未勝利だが、ポテンシャルは高い。22年の
ローズSが2着、昨年の
目黒記念が3着。そして前走の
ダイヤモンドSでは初の長距離に対応して、
テーオーロイヤルからクビ差の2着に食い下がった。昨年の
エリザベス女王杯(6着)以来、2回目のGI参戦となる今回、当時と同じ栗東滞在で調整。仕上げに抜かりはない。
管理するのは名伯楽・
国枝栄調教師、鞍上はレジェンド・
武豊騎手。おぜん立ては整った。53年のレダ以来、71年ぶりとなる牝馬の
天皇賞(春)制覇を期待したい。